来年3月初旬の撮影に向けて、11月27日から1泊2日の雪中キャンプをパートナーと旭岳で行った。
久しぶりに担いだ重たい荷物は、下山後の身体に普段とは違う疲労感を与えた。しかし、そんな辛い思いも忘れてさせてくれる静かな月夜は、とても印象的だった。
久しぶりに担いだ重たい荷物は、下山後の身体に普段とは違う疲労感を与えた。しかし、そんな辛い思いも忘れてさせてくれる静かな月夜は、とても印象的だった。
その翌週、この時期なかなかやって来ない晴れを狙い再び旭岳へ行った。友人と暗いうちから登り始めて滑走目的で山頂を目指した。
第一天女ヶ原まで登り後ろを振り返ると、空はとても柔らかな色合だった。
休憩を挟みながら、吐く息を天に昇らせて進む。
登る先を見ると山肌がわずかにオレンジ色となり、辺りの山並みを望むと確かに日の出は始まっていた。
「もう少しだ。」そう思いながら樹林限界を抜けると旭岳が見えてきた。
脚元から響くギアの音は、ビィンディングやアイゼンなど雪面状況に合わせて変化してゆき、一歩一歩とゆっくりリズムを刻んでいく。
そして、休憩を繰り返して山頂へ向かう。
恐らく数100年前も変わらないこの景色の中に自分達は今居る、そう思うと世の中を色々考え深くなってしまう。
登り始めてから5時間45分で山頂へ到着した。
「まぁ、こんなもんかぁ。」と思いながら自分の体力を認めてみた。
「まぁ、こんなもんかぁ。」と思いながら自分の体力を認めてみた。
山頂から眺める景色はいつ来ても気分がいい。
最高を味わえる全てのお陰に、ついつい感謝します。
最高を味わえる全てのお陰に、ついつい感謝します。